授業アイデア 「ことだから（のことだから）」

～　応答練習　～

本当は、クラスメイトについて話すことができたらいいと思うのですが、お互いのことをよく知らなかったり、ネガティブなことだと微妙な空気にもなりそうなので架空の人物を設定してみました。

＜会話＞の下線部を替えて練習する。
Bは、＜人物設定＞に基づき、発話する。

＜会話＞　
A：田中さんにお願いしたら1万円貸してくれると思いますか。
B：（ケチな）田中さんのことだから、貸してくれないでしょう。
　

＜人物設定＞
田中さん：ケチ
木村さん：親切
大野さん：ひま
杉山さん：映画好き
鈴木さん：忙しい

＜Aさんのセリフ＞
(例)田中さんにお願いしたら1万円貸してくれると思いますか。
(１)木村さんに引っ越しの手伝いを頼んだら、手伝ってくれると思いますか。
(２)大野さんはうちにいるでしょうか。
(３)杉山さんを映画に誘ったら見に行くと思いますか。
(４)鈴木さんをパーティーに誘ったら、来ると思いますか。

◆実際の授業で
ホワイトボードに、＜会話＞　と　＜人物設定＞　を投影してやってみました。
＜Aさんのセリフ＞は教師が読み上げて、クラス全体でやりましたが、＜Aさんのセリフ＞をカードにして、Aさん役の学生に配布して、ペアワークでやってもいいですね。

練習後には、ふざけてクラスメイトの名前を入れて「〇〇さんのことだからお金を貸してくれる／貸してくれないでしょう」という発言も出ていました。使い方が身についた証拠でしょうか（笑）。