中級日本語文法を教えるためのアイデア集

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授業アイデア 「~さえ~ば」

~ あなたはどう? ~

 

1.授業前に、教師は、<素材>を必要に応じてアレンジする

2.<素材>をプリントやプロジェクターなどで学習者に提示する。 

3.<導入例>のように活動を導入する。

4.学習者は、各自で、<素材>を読み、「はい」「いいえ」のいずれかを選ぶ。

5.<会話例>を見せる。

6.ペアで、それぞれについて、該当するか、どうか話す。

※アレンジ:教師が口頭で<素材>を読み上げ、全体に「はい」「いいえ」を問う形でもできる。

 

 

<導入例>

T:自分で、(1)~(6)を読んでください。皆さんはどうですか。

「はい」ですか。「いいえ」ですか。選んでください。

<会話例>を見てください。

例のように2人で話しましょう。「はい」「いいえ」のあとに、会話を続けましょう。 

 

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<素材>

(例)スマホさえあればカメラはいりません。

1.スマホさえあればテレビはいりません。 

  →(はい  いいえ)

 

2.朝はコーヒーさえ飲めればいいです。他の物はいりません。

  (はい  いいえ)

 

3.恋人さえいれば友達はいりません。  

 →(はい  いいえ)

 

4.給料さえもらえればどんな仕事でもいいです。 

 (はい  いいえ)

 

5.日本語能力試験は合格しさえすればいいです。点数はギリギリでもいいです。 

 (はい  いいえ)

 

6.漢字は読めさえすればいいです。書けなくてもいいと思っています。 

 (はい  いいえ)

 

<会話例> 

素材:スマホさえあればカメラはいりません。

A:私は「はい」です。スマホのカメラでも、とてもきれいな写真をとることができますから。

B:私は「いいえ」です。スマホはバッテリーがすくになくなるので不便です。

 

◆実際の授業で

1、3、4番あたりが盛り上がっていました。

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