中級日本語文法を教えるためのアイデア集

             ◆ココ出版より発売中◆

授業アイデア 「~がち」

~ Q&A ~

  1. 授業前に、教師は、<質例文>を必要に応じてアレンジする。
  2. <質例文>を学習者に配布する(あるいは、黒板に提示する)。
  3. 学習者は<質例文>を見ながら、ペアで質問し合う。
  4. ペアでの活動終了後、教師が学習者に質問する。

 アレンジ1:時間がない場合は、教師が学習者に直接質問してもよい。
 アレンジ2:プリントを配布する場合は、ペアの一方(質問する側)だけに

       渡すようにしてもよい。

       答える側は、Qを文字で見ることができないので、難易度が上がる。

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<質問文>

  1. 遅刻したときのありがちな言い訳は何ですか。
  2. 冷蔵庫に残りがちな食べ物や調味料は何ですか。
  3. 旅行のときに忘れがちなものは何ですか。
  4. メールでやりがちな失敗は何ですか。
  5. 試験の時にやりがちな失敗は何ですか。
  6. やらなければならないのに、後回しにしがちなことは何ですか。

 

◆実際の授業で

「ありがちな言い訳」についてはいろいろな答えが出ました。そのためか学習者の頭に残ったようで、翌週の授業でこんな場面がありました。

 

学習者A:漢字テスト、できなかった…。(言い訳をいろいろ)

学習者B:ありがちな言い訳です

 

文型を導入した日にはアウトプットを求めなかったわけですが、次の授業でちゃんと使えているのを見てうれしくなりました。

 

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