中級日本語文法を教えるためのアイデア集

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授業アイデア 「~ずにはいられない」

~ あなたはどう? ~

 

1.授業前に、教師は、<素材>を必要に応じてアレンジする

2.<素材>をプリントやプロジェクターなどで学習者に提示する。 

3.<導入例>のように活動を導入する。

4.学習者は、各自で、<素材>を読み、「はい」「いいえ」のいずれかを選ぶ。

5.<会話例>を見せる。

6.ペアで、それぞれについて、該当するか、どうか話す。

※アレンジ:教師が口頭で<素材>を読み上げ、全体に「はい」「いいえ」を問う形でもできる。

 

 

<導入例>

T:自分で、(1)~(6)を読んでください。皆さんはどうですか。

「はい」ですか。「いいえ」ですか。選んでください。

<会話例>を見てください。

例のように2人で話しましょう。「はい」「いいえ」のあとに、会話を続けましょう。 

 

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<素材>

 

(例)甘い物を見たら食べずにはいられません。

 

1.用事がなくても携帯電話を触らずにはいられません。

 (はい  いいえ)

 

 2.毎日煙草を吸わずにはいられません。

 (はい  いいえ)

 

 3.散らかった部屋を見ると片付けずにはいられません。

 (はい  いいえ)

 

4.困った人を見たら助けずにはいられません。

 (はい  いいえ)

 

 5.お店のサービスが悪かったら文句を言わずにはいられません。

 (はい  いいえ)

 

6.分からない言葉があったら辞書で調べずにはいられません。

 (はい  いいえ)

 

7.自分の好きなタイプの人に会ったら、話しかけずにはいられません。

  (はい  いいえ)

 

<会話例> 

甘い物を見たら食べずにはいられません。→

A:私は「はい」です。甘い物が大好きです。Bさんはどうですか。

B:私は「いいえ」です。甘い物は好きじゃありません。

 

◆実際の授業で

3番や7番のやり取りを見ていると、学習者の意外な一面が見えてきて

おもしろかったです。

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2020年10月29日追記

「ずにはいられない」についてはこちらにも関連記事があります。

classroom-activities.hatenablog.com