中級日本語文法を教えるためのアイデア集

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授業アイデア「次第では」

梅雨入りしましたね。クセ毛が気になる季節になりました…。

 

さて、授業をやっていると、「うまくいかなかったなあ」と感じる日もあります。

この文型もそんな思い出がある項目です。

 

はじめて「A次第でB」を教えたとき、テキストの例文中に「A次第ではB」も入っていて、うまくいかなかった記憶があります。

 

今日は、「A次第ではB」を導入したあとの理解チェックに使える活動を紹介します。

 

まず、以下のような例文を提示します(スライド投影/プリント配布)

その上で、以下のように問いかけます。

 

<質問> 下線部は具体的にはどんな場合でしょうか。

1. 花火大会は天気次第では中止になります。
2. 修理代次第では新しいケータイを買おうと思います。
3. 条件次第ではA社に転職するつもりです。
4. 旅行は人数次第では中止になります。
5. 相手次第では日本も勝てると思います。

文字情報なしで口頭で例文を提示することもできます。

実施形態としては、ペア、全体、いずれも可能です。

 

ちなみにですが、『どんな時どう使う日本語表現文型辞典』では、「A次第ではB」が単独の項目として取り上げてあり、参考になります。

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