中級日本語文法を教えるためのアイデア集

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授業アイデア「にしては」

今日は、先日、中級クラスで行った活動を紹介します。

今担当しているのは、試験対策メインのクラスです。

文法の日は、N2文法を1日に6~8個ぐらい扱っています。
学習者もつらいと思いますがこちらも読み書き中心では疲れてしまいます。
そんなとき、応答練習を入れてみると、気分転換にもなりますし、
みんながイメージしやすい例文でやると、学習者も例文を体感(?)できているような感じがします。

 

学習項目は「にしては」です。導入後に、以下のような応答練習をしました。

 

≪会話例≫
A:これ、N4の問題だから簡単ですね。
B:N4の問題にしては難しいですよ。(~にしては…)

 

≪Aさんのセリフ≫  
例.これ、N4の問題だから簡単ですね。
①これ、N1の問題だから難しいですね
②昨日は日曜日だったから、デパートは人が多かったでしょう。
③駅の近くに住んでいるんですか。駅の近くは家賃が高いでしょう。

 

■進め方
まず、Aさんのセリフをスライドで提示して、全体でBさんのセリフを考えてもらいました。そのあとで、個別に指名して、応答してもらいました。
個別に指名するときは、スライドは見せずにやるようにしています。
学習者がつまってしまったら、再度、スライドを提示します。スライドを提示したままで、ペアワークにするのもありですね。

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