中級日本語文法を教えるためのアイデア集

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インプット理解の練習

 今日は以下の4つの教室活動の基本にある考えについて書いてみます。

 

・賛成?反対?

http://classroom-activities.hatenablog.com/entry/2016/10/01/140638

 

・あなたはどう?

http://classroom-activities.hatenablog.com/entry/2016/10/01/103200

 

・あてはまるのはどれ?

http://classroom-activities.hatenablog.com/entry/2016/11/28/185400

 

・こんな経験がありますか?

http://classroom-activities.hatenablog.com/entry/2017/07/11/090152

 

これらの活動はいずれも、例文を読んで、その内容と自分との関わりを考えるものです。学習者自身が学習項目を使って、文を作ることまでは求めていません。

そこでこんな疑問が湧いてくるかもしれません。

 

「アウトプットさせない練習に意味はあるの?」

 

私達は、意味があると実感しています。

今日もクラスで2つの文型でこのタイプの活動をやってみましたが、文法理解も進み、学生たちの意外な一面に触れることができクラスは盛り上がりました。

そして最後は短文完成練習をして、学習者にアウトプットしてもらいました。


このような練習は、インプット理解の練習として、この本にも紹介されています。

 

国際交流基金(2010)『国際交流基金 日本語教授法シリーズ4 文法を教える』p.53

 

この本には、言語習得のメカニズムも分かりやすく説明されているのでおすすめです。

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